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2007.09.11

画賛

社会生活で被る理不尽の数々に疲れる日々。
そんな今、一幅の禅画が私に語りかけてきた。せんがい

出光美術館で開催されている展覧会に行ってきました。
日本で一番古い禅寺、福岡の聖福寺の住職であった仙が描く禅画。
多くの水墨画の題材として描かれている、龍虎・寒山拾得・達磨などが仙の手になるとその妖気は消え、のどかでうれしそうな表情をたたえている。
観客の口元は緩み「ふっ」「ほっ」と笑いがこぼれる。
ゆかいな和尚さんのお話を伺っているような気分で、ひとつひとつと眺めていくと、中程で上の「○」に出会った。
この画の前にどれほどの時間いただろう、静かな気持ちで「ん」と思う。

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2007.08.18

ムーヴマン

20070818230415.jpg
数週間前に国立近代美術館で見た『アンリ・ミショー展 ひとのかたち』
詩人であり画家であるアンリ・ミショー
彼の描く素描になぜ惹かれるのか、ずっと考えていた。

紙の上に残された線状の痕跡は誰かを思いださせる・・・

ダンスに嵩じる若者、母親の元へ駆ける子供、フィナーレのお辞儀をする老人・・・

なんの意図も持たずに描き出された線の向こうとこちら
描く者のこころと見る者のこころが数々交錯する。

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2007.07.09

ファンタジア

20070709013107.jpg
我が家にミッキーやネコやクマがやって来て、後からゾウやカバやワニも参加して素敵な踊りが広がった。
日曜の朝に聴いたプーランクに触発されて、私は古いディズニー映画『ファンタジア』のレーザーディスクを取り出して眺めてみた。
何年も前、友人の子供たちが遊びに来るたび、このLDを繰り返し見ていたものだ。
今、プレーヤーは壊れてしまい、再生することができない虹色に光る円盤を手にとって眼を閉じ、心の奥底に眠っている楽しい映像を思い起こす。



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2007.04.14

100パーセントの窓

4月の晴れた気持ちの良い土曜日
 家中の窓を開け放し爽やかな風を呼び込む。

ダイニングキッチンの椅子に座り、雲の流れを眺めていた。
 偶然、出窓に置いてあった林檎・・・
 まるで、マグリットの絵のような情景。



 20070414225552.jpg


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2007.03.14

ツボ

20070314212612.jpg 数年前、軽い坐骨神経痛のようなものになったことがあります。
 軽いといっても、数日間は壁などを使って伝い歩きしなければ成らないほど辛い状態でした。
 その時、感じたのは「この痛みは、整形外科ではなく鍼灸がよさそうだ」ということ。
 数ヶ月間、針治療院に通ってすっかり回復しました。
 時折襲われる体の不調には、東洋医学が効果を発揮しそうなことが多々ありますね。

医術に関する古伝書類はたくさん存在しています。
解体新書なんて有名どころですが、 『針聞書』(はりききがき)という16世紀頃に書かれた古書を知っていますか。
 針の打ち方やツボ、人体解剖図などのほか、体内に居て病気を引き起こす原因となる虫の紹介と その治療法が掲載されている、医学書として貴重な歴史資料です。

 この体内に居る虫たちの絵が、私のツボに嵌ってしまいました。
 どうかご覧あれ。 針聞書の虫

この絵の面白さには、ひっくりかえってしまいそう。

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2007.03.13

心配ごと

 今月20日から上野の東京国立博物館でダ・ヴィンチの展覧会が催される。
 メインの出展作品は「受胎告知」
 「あのモナ・リザ以来の」という感じでややセンセーショナルな扱いをしています。
 モナ・リザを見た時に小ぶりで上品な絵だと感じた、本物に対する瑞々しい印象はいまだに残っています。
 きっと混雑しているでしょうし、警備も厳しく、ゆっくり鑑賞することはできないのでしょうが、やはり実物の深みのある美を体験したいので、出かけようかなと思っていました。
 ところが、イタリアでは「受胎告知」の貸し出しに反対運動が起きているようです。
輸送には万全の体制で臨むのでしょうが、なにか事故でもあったらとか、東京という地域は いつ地震がきてもおかしくないといわれているのだとかetc。
20070313211354.jpg
 確かにかにそういう気持ち、理解できますね。
 日本からヨーロッパへ貸し出すとき、同じように考える美術品はなんだろうかと考えました。
 すぐに頭に浮かんだのが、広隆寺の弥勒菩薩。
 美しい仏像です。長旅は心配。
 あの柔らかく繊細な指が傷つきはしまいかと・・・

本物を見たいという強い欲求があるのならば、人間の方が移動すればいいのでは、とも考えられますがね。

悩ましい問題です。

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2007.03.05

チャールズ・キーピング

20070305221520.jpg

絵本作家チャールズ・キーピング
初期作品は反抗的で激しく、やや陰鬱な雰囲気が漂う。
”暗い窓のカーテン越しから外を覗く少年”
”痩せた犬と老女”
けれど、その色彩は美しく、デッサン力はすばらしい。
彼の描く世界には、大切なものを必死で守ろうとする少年の心が宿る。
だから、かつて子供だった人々の心に鋭く届く。

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